こんにちは原田酒造場です。

日本酒の魅力は、その奥深い味わいや香りだけでなく、地域ごとの特性や伝統的な製法にもあります。特に、飛騨高山の日本酒は、日本国内外で高い評価を受けている名品ぞろいです。今回はそんな飛騨高山で原田酒造場が造る日本酒の中から秋に売れる初心者でも楽しめる銘柄から日本酒通に愛される逸品をランキング形式でご紹介します。

---

飛騨高山の日本酒の魅力とは？

飛騨高山は、その地形や気候が日本酒造りに非常に適しているため、古くから酒造りが盛んな地域です。この地域ならではの日本酒の魅力は、なんといってもその自然環境にあります。冷涼な気候と豊富な地下水が、清らかでコクのある日本酒を生み出す要因となっています。

■伝統的な土蔵造り

　飛騨高山の酒蔵の多くは、築100年以上の歴史を持つ「土蔵造り」と呼ばれる独特の建築様式を持っています。厚い壁が外気からの温度変化を防ぎ、ゆっくりと時間をかけて酒を熟成させるのに適した環境を提供します。これにより、まろやかで風味豊かな日本酒が生まれます。

■氷温貯蔵による熟成

　飛騨高山の多くの酒蔵では、0℃に近い温度で日本酒を貯蔵・熟成させる「氷温貯蔵」の技術が取り入れられています。この方法により、ゆっくりと発酵が進み、甘みや酸味が絶妙なバランスを保ちながら熟成されます。氷温で貯蔵されることで、独特の香りや味わいが生まれ、日本酒が一層深みのあるものに仕上がります。

■自社培養酵母と花酵母の使用

多くの酒蔵では、地元の環境に適応した自社培養酵母を使用していますが、飛騨高山ではさらに「花酵母」を使用する酒造りが進んでいます。花酵母は、特定の花から分離された酵母であり、特有のフルーティーな香りや、柔らかな口当たりを実現します。これにより、華やかでありながらも深みのある日本酒が生まれます。

---

1位：山車 無ろ過熟成吟醸原酒 熟吟 720ml

ランキング1位に輝いたのは、飛騨高山の伝統的な酒蔵「原田酒造場」が手掛ける山車 無ろ過熟成吟醸原酒 熟吟です。無ろ過ならではの深い味わいと、自然環境を活かした氷温熟成によるまろやかさが絶妙に融合しています。この特別な日本酒は、秋にのみ数量限定で販売され、希少価値の高い逸品です。

■特徴

• アルコール度数：18度～19度
• 日本酒度：+4（やや辛口）
• 酸度：1.5（バランスの良い酸味）
• 精米歩合：60%（適度に削られた米の芯がもたらす深み）
• 風味：メロンのような芳醇な香りと、無ろ過ならではの力強いコクが特徴です。

この日本酒は、飛騨の土蔵で厚さ50センチの壁によって守られた天然の保冷庫で、6ヶ月間じっくりと熟成されます。無ろ過の状態で出荷されるため、通常の日本酒よりもさらに深い味わいが楽しめることから、特に日本酒通に人気です。

■おすすめのシーン

この無ろ過熟成吟醸は、秋の味覚との相性が抜群です。特に、きのこ料理や脂ののった秋刀魚とのペアリングが最高です。冷やして飲むと、その爽やかな風味が引き立ちますし、ロックでも楽しめるので、特別な日の晩酌や贈答品としてもぴったりです。

詳細はこちら↓

---

2位：山車 吟醸ひやおろし 花酵母造り

2位には、秋限定で出荷される「ひやおろし」がランクインしました。山車 吟醸ひやおろし 花酵母造りは、アベリア花酵母と日日草花酵母の2種類の花酵母を使用した、日本酒造りの新たな試みが感じられる一品です。春に1回だけ火入れを行い、秋までじっくりと熟成させることで、まろやかで優しい味わいが特徴となっています。

■特徴

• アルコール度数：15度～16度
• 日本酒度：+2（ほんのりとした甘み）
• 酸度：1.5（バランスの取れた酸味）
• 精米歩合：60%（しっかりとした旨味を引き出す）
• 風味：花酵母がもたらすフルーティーな香りと、旨口のバランスが絶妙です。

このひやおろしは、二段階に分けて熟成され、4月から6月までは0℃の氷温で熟成され、7月から8月にかけては常温で熟成させます。この手間のかかる製法により、よりまろやかで芳醇な味わいが実現されています。

■おすすめのシーン

秋の味覚には欠かせない存在ともいえる「ひやおろし」は、特に秋刀魚や松茸といった秋の食材と相性抜群です。冷酒やぬる燗で楽しむと、口当たりが滑らかになり、香りが一層引き立ちます。

購入はこちら↓

---

3位：金印上撰辛くち

飛騨高山の居酒屋で長年親しまれている定番酒、金印上撰辛くちが3位にランクインしました。この日本酒は30年以上の歴史を誇り、地元で非常に高い支持を得ています。その辛口でキレのある味わいが特徴で、さまざまな料理とマッチします。

■特徴

• アルコール度数：15度～16度
• 日本酒度：+5（しっかりとした辛口）
• 精米歩合：65%（米の旨味を引き出すための絶妙なバランス）
• 風味：辛口ながらも、程よい酸味と甘さがあり、全体のバランスが優れています。

この銘柄は、モンドセレクションで金賞を受賞した実績を持ち、その実力は世界でも認められています。特に、日常的に飲むお酒としての万能さが評価されています。

■おすすめのシーン

金印上撰辛くちは、常温や燗酒、冷酒と、どんな温度帯でも楽しめる万能な日本酒です。居酒屋では特に人気があり、和食全般と合わせて楽しむことができます。普段のお食事や宴会に最適です。

ご購入はこちら↓

---

4位：山車 純米吟醸 花酵母造り 720ml

「山車 純米吟醸 花酵母造り」は、フルーティーさと爽やかさを兼ね備えた、他にはない新しい味わいの純米吟醸です。特にトロピカルでジューシーな吟醸香が特徴で、飲み口はまるでリンゴを食べた後のようにスカッと爽やかです。上質な白ワインのリースリングに似ていると言われ、海外のお客様にも人気です。日本酒初心者の方や女性に特におすすめの一本です。

■特徴

• 使用酵母：アベリア花酵母 AB-2
  　花酵母研究会公式認定のアベリア花酵母を使用し、爽やかでフルーティーな香りを生み出しています。特にそのジューシーな香りは、他の日本酒にはない新鮮な印象を与えます。
• 味わい：フルーティーで爽やかな飲み口
  　香りはトロピカルフルーツを思わせ、口当たりは軽やかで飲みやすく、アルコール度数15～16%ながら非常に滑らかです。後味はシャープでキレがあり、日本酒初心者やワイン好きな方にも好まれます。

■スペック

• 精米歩合：55%（米の芯をしっかりと残しながらも雑味を抑えた仕上がり）
• アルコール度数：15度以上～16度未満
• 日本酒度：+4（やや辛口）
• 酸度：1.5（爽快な酸味でバランスが取れた味わい）
• 保存方法：常温

■おすすめのシーン

この日本酒は、特に軽い食事やフレッシュな前菜との相性が抜群です。食前酒としても楽しめるほか、パーティーやカジュアルな場でも飲みやすいため、幅広いシーンで活躍します。女性や日本酒初心者の方には、特にその軽快でフルーティーな香りと爽やかな味わいが好評です。

ご購入はこちら↓

---

5位：山車 特別純米酒 手造り純米【原田酒造場】

山車 特別純米酒 手造り純米は、飛騨高山の厳しい冬の気候と清冽な水を活かして造られた特別な純米酒です。飛騨流厳冬寒仕込みという伝統的な手法により、米の旨みが最大限に引き出され、その味わいは贅沢でふくよかな香りと共に広がります。手造り麹と長期低温発酵を用いたこの酒は、冷やでも燗でも楽しめる万能な一本です。

■特徴

• 飛騨流厳冬寒仕込み
  　飛騨高山の冬の冷涼な気候を活かして、低温でゆっくりと発酵させる「寒仕込み」によって、雑味のないクリアな味わいと豊かな米の旨みを引き出しています。
• 味わい：米の旨みが広がる贅沢な辛口
  　ふくよかな香りとともに、米の旨味が口いっぱいに広がります。冷やして飲むと、すっきりとした辛口が楽しめますが、ぬる燗にするとさらに旨みが引き立ち、心地よい深いコクが感じられます。

■スペック

• 内容量：720ml
• 精米歩合：60%（米の旨みをしっかりと残し、雑味を抑えたバランスの良い仕上がり）
• アルコール度数：16度以上～17度未満
• 日本酒度：+4（キレのある辛口）
• 酸度：1.6（適度な酸味が全体を引き締め、爽快な飲み心地を実現）
• 保存方法：常温

■おすすめのシーン

「山車 特別純米酒 手造り純米」は、その豊かな米の旨味が特徴で、冷やしてもぬる燗でも楽しむことができます。特に、燗酒にすると旨みとコクがより引き立つため、寒い冬の季節にぴったりです。また、しっかりとした辛口なので、脂っこい料理や濃厚な和食との相性も良く、食事を引き立ててくれます。お祝いの席や贈り物にも最適な一品です。

購入はこちら↓

---

まとめ

飛騨高山の日本酒ランキングでは、それぞれ異なる魅力を持つ3つの銘柄をご紹介しました。「山車 無ろ過熟成吟醸原酒 熟吟」は、熟成による深い味わいが特徴の逸品で、「山車 吟醸ひやおろし 花酵母造り」は秋の味覚にぴったりの華やかな香りが魅力です。そして、「金印上撰辛くち」は、日常的に楽しめる辛口の万能酒です。どれもそれぞれのシーンに合わせて楽しむことができ、日本酒の奥深さを感じられることでしょう。